2010年7月14日水曜日

認知症介護(ケース2)

「デイサービスのない日は自宅で何をさせてもすぐ飽きる」

午前は畑仕事や草取りなどで体力を使い、午後は本人の好きなことをさせる。入浴は早めにし、一緒に入る時は小声で話すと落ち着いてきて、お互いに穏やかな気分になれるという。本人のやることを事前にリストアップ。まずは散歩で季節の移り変わりを感じ、気分転換。その後は縫い物、洗濯物の整理、ボタン付け、野菜や果物の皮むき。本人に合わせたメニュー。(毎日新聞)

2010年7月13日火曜日

認知症介護(ケース1)

「防虫剤や花、ペットの餌などを食べてしまう」
食べられないものを食べる行為は異食と呼ばれ、脳障害の進行が原因とされる。危ないものをのみ込んでしまったと思ったら、24時間対応の中毒110番に電話し、応急処置の方法や対応を仰ごう。そもそも家庭内で異食を防ぐ工夫が必要だ。危なそうなものは本人の手の届かない所に置く。ティッシュペーパー、脱脂綿、たばこ、薬品、洗剤、化粧品などは要注意。目につくところにちょっとしたおやつを用意してみるのも一案。(毎日新聞)

2010年7月12日月曜日

笑いの効果

笑うことはやはり、健康によかった。笑いが人体にもたらす効能を検証する実験をしていた吉本興業と江崎グリコ、健康食品会社ファーマフーズの3社が、ストレスや疲労感軽減などの傾向があるとの結果を発表した。実験では、20代~40代の男女18人から唾液や血液を採取。4月14、21、28日の同時刻に、計算問題を解くというストレスをかけてから、吉本興業所属タレントの演芸を見たり、ストレス軽減に効果があると言われるアミノ酸の一種「GABA(ギャバ)」を摂取したりした後に、ストレスの指標となるタンパク質の変化などを調べた。実験の結果、演芸を見ることでやる気の向上、疲労感やストレスの軽減などの効果が見られた。併せてギャバを摂取することで、より高い効果が確認されたという。ファーマフーズ総合研究所によると、ずっとお笑いばかり見るのは問題かもしれないが、仕事や勉強の息抜きとしてのお笑いは集中力回復につながると言う。

2010年7月11日日曜日

百日咳(2)

百日ぜき菌が原因で、せきやくしゃみ、接触で感染し、感染力は強い。潜伏期間は1週間~10日程度で、風邪に似た症状で始まり、次第にせきがひどくなる。息を吸い込むときに「ヒュー」という音が出たり、夜間に発作が起きたりする。定期接種で乳幼児期にジフテリア、破傷風との3種混合ワクチンの接種を4回受けるが、接種を受けるまでは感染のリスクが高く、乳幼児は肺炎や脳症など重い合併症が起きる恐れもある。大人は特徴的な症状は少ない。

2010年7月10日土曜日

百日咳(1)

感染するとしつこいせきが長期間続き、乳児では死亡する場合もあるため、子どもの流行が警戒されてきた百日ぜきで、大人の患者が急増し、今年は小児科から報告される患者の半数以上を20歳以上が占めていることが国立感染症研究所の分析で分かった。現状のまま有効な対策をとらなければ成人を中心とした流行が毎年継続的に発生し、大人から乳児への感染の増加が懸念される。現在の乳幼児期に加え、思春期などにワクチンを追加接種する方法を早急に検討すべきなようだ。百日ぜきは夏に患者が多いため、今後増加が予想される。近年は大学で集団発生が確認されるなど大人の患者が多い傾向があるが、今年は5月上旬までに報告された患者全数のうち20歳以上が56・0%で、2000年以降で大人の割合が最も高い。百日ぜきの治療には抗菌薬が有効で、早期の投与で症状を軽くし菌を排出する期間の短縮が期待できる。さらに免疫を強めるには、ワクチンの追加接種が有効という。せきが出た場合は、周囲に感染を広げないためにマスクを着用するなど、せきエチケットを心掛けることが重要だ。

2010年7月9日金曜日

経口免疫療法

食物アレルギーの原因となる食物を食べることで、アレルギーを治す経口免疫療法(経口減感作療法)が注目を集めている。治療につながる仕組みには不明な点も多いが、原因食物を食べないことしか対処法がなかった食物アレルギーを食べて治す方法として期待は高い。経口免疫療法は、最初に食物負荷試験と呼ばれるテストを行う。微量の原因食物を摂取し、食べてもアレルギーが起きない限界量を調べ、それを下回る量から徐々に摂取量を増やしていく。食べてアレルギーを治すという考え方は以前からあった。しかし長年食物アレルギーの治療は、原因食物を食べない除去食療法中心という考えが支配的。国内では08年、神奈川県立こども医療センターが、卵アレルギー患者に経口免疫療法を行った成功例を日本アレルギー学会で発表し、注目が集まった。前後して海外でも成功例が多く報告されている。同センターのアレルギー科は食べる量、回数は、アレルギー治療として行っていた減感作注射を参考にしている。現在、経口免疫療法は、国立病院機構相模原病院など各地の病院で実施されている。いずれも臨床研究として取り組んでいる段階で、摂取量を増やすペースなど手法は各病院によって違う。アナフィラキシー発症の危険もあるため、医師の監視下で行うのが大原則。成果の一方で課題も多い。一度飲めるようになりながら、アナフィラキシーを起こしたり、耐性が元に戻ってしまうケースもある。そもそも、食べることがどのように免疫系に作用してアレルギー克服につながるのか、はっきりとはわかっていない。一般的に、乳児期に食物アレルギーだった子どもでも、小学校入学時には9割ほどが自然に耐性を獲得する。相模原病院臨床研究センターは「経口免疫療法が最も適しているのは、学童以上で重度のアナフィラキシータイプのアレルギーが残る子ども。未就学児の場合は、食物負荷試験で食べられる量を決めながら、耐性獲得を待つ対応でいいのではないか」と話す。同センターは昨年度から厚生労働省研究班として、重症例に対する経口免疫療法の治療効果の解析を始めている。患者の選択や応用できる食品の範囲など、研究しなければならない課題は多いが、重症の患者を誤食の恐怖から解放できるようになることの意義は大きい。

2010年7月8日木曜日

睡眠時無呼吸症候群

NPO法人の睡眠時無呼吸症候群(SAS)ネットワークは、SASの認知や検査、治療の促進を目的としたSAS発見プロジェクトをスタートさせ、記者会見を開いた。実際にSAS患者だったタレントのパパイヤ鈴木さんが出席、「いびきがすごくて、角田信朗さんにSASじゃないかと指摘されて検査したら、重度のSASでした。以前はいつも眠かったけれど、持続陽圧呼吸(CPAP)療法を始めてからは5~6時間ぐっすり寝たらパッと目が覚めるし、体の調子もよくなった。ちゃんと病気だと認識して治療するのが大切」と呼び掛けた。SASは、睡眠中に呼吸が止まった状態が継続的に繰り返される状態で、心筋梗塞や脳卒中など数々の生活習慣病とも密接な関係があることを指摘されている。また、日中に眠気を感じるため、中等症以上の患者が交通事故を起こす確率は健康な人の約7倍に上るという。国内の患者数は推計で200万人以上ともいわれるが、肥満者だけがかかる病気という誤った認識もあり、これまでに医療機関で治療を受けたのは20万人程度にとどまっている。昼間の眠気や倦怠感などを感じる場合は1時間当たり5回以上、自覚症状がない場合は1時間当たり15回以上呼吸停止や低呼吸があれば、閉塞性SASの可能性があるという。検査でSASと診断された場合、専門の器具を使用したCPAP療法などが有効で、検査、CPAP療法ともに保険が適用される。