2011年3月3日木曜日

新型インフルエンザ用ワクチン

世界保健機関(WHO)は、英製薬大手グラクソ・スミスクライン社が製造した新型インフルエンザ用ワクチンの接種を受けた若年層が突然、睡眠状態になるケースが少なくとも12か国で報告されたと発表した。
日本は含まれていないが、WHOの専門委員会は因果関係について調査を進めているようだ。
問題になっているのは、同社のワクチン「パンデムリックス」。フィンランドでは2009~10年にこのワクチンを接種された4~19歳の若年層に、ナルコレプシーと呼ばれる発作的な睡眠状態に陥った症例が、接種を受けていないグループより約9倍多く発生したという。
日本は10年、同社から新型用のワクチンを緊急輸入したが、カナダの工場で製造された別のワクチンで、同様の副作用は報告されていない。

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