2010年8月31日火曜日

うつ病と認知症

高齢者のうつ病が認知症とアルツハイマー病(AD)の発症リスク上昇と関係することを示すデータが、米マサチューセッツ大学などの研究グループにより発表された。
同グループは、うつ病の有無を評価した949例を対象に、うつ病と認知症およびAD発症との関係を検討した。うつ病の有病率は13.2%であった。
17年間の追跡で164例が認知症を発症した(うち136例がAD)。認知症の発症率はうつ病があった群が21.6%、なかった群が16.6%であった。年齢、性、学歴などを補正した結果、うつ病があった群は認知症とADのリスクが50%以上高かった。

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