2011年2月9日水曜日

はしか(麻疹)

国立感染症研究所は今年、2010年に麻疹(はしか)に感染した患者(暫定値)は457人だったと発表した。09年の741人に比べて減っている。
はしかはウイルスによる感染症で感染力は強く、人から人へ空気感染する。07年には10代の間で流行し、大学や高校で休校が相次いで問題になった。このため厚生労働省は08年度から、13歳と18歳を対象にワクチンの公費による接種や患者の全数調査も始めた。最初の08年の患者は1万1015人だったが、09年に大幅に減った。
同省は12年度までに、ワクチン接種などで、はしかの患者をゼロに近づけると目標を掲げている。ただ集団感染例も続いており、保健所や感染研は警戒を強めている。
13歳と18歳を対象としたワクチン接種は12年度までなので、対象者ははしかのワクチンを早く打って欲しい。
はしかを発症すると1カ月ほどは免疫力が落ちる。この間にインフルエンザなど、ほかの病気にかかると重症化する恐れもあるという。

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