2011年2月19日土曜日

子供の風邪

野菜を食べる子供は風邪の治りが早く、ひきにくい。有機・低農薬野菜などの食品宅配事業を展開するらでぃっしゅぼーやが実施した調査でわかった。母親がひきにくいと、子供もひきにくく、体質が受け継がれる傾向がみられた。とくに小学生時代に野菜をよく食べた母親では、それが現在も食習慣となっていると、ひきにくい体質になるようだ。また、ひきにくさは東高西低と地域差がみられることも明らかになった。
調査は、全国の30~40代の小学生をもつ母親対象(有効サンプル約1300人)にアンケート形式で実施。
風邪の罹患率は、過半数の小学生が年に2~3回とする回答を得た。ただひきやすい体質か、否かを尋ねると、50・1%は「ひきにくい」と答えている。
風邪をひきにくい体質について、母親と子供に相関関係があるかを分析すると、「ひきにくい」(どちらかといえばも含む)とする母親は46・1%で、「ひきやすい」(同)体質27%を上回っている。「ひきにくい」母親の66・6%が子供も「ひきにくい」体質と回答しており、同じ体質が引き継がれていることが示唆された。
子供に対する野菜の摂食状況によれば、70・5%の小学生が「よく食べる」(まあまあ食べる含む)と答え、風邪との相関性を分析してみると、野菜摂食する小学生の51・1%が「ひきにくい」体質であり、野菜ぎらいの非摂食系小学性に比べ高く、有意差のあることがわかった。
風邪にかかった子供の治るのが早いか、遅い方かを尋ねると、61・4%が「早い」と回答している。野菜摂取する小学性の64・2%で、治るのが「早い」ことが判明した。これは非摂食系小学生51・3%と比べ、12・9ポイントも高かった。
次に母親自身に回答してもらうと、63%が小学生時代に野菜をよく食べ、現在、「食べている」(まあまあ食べる含む)ヒトは86・8%だった。この食習慣が子供にも伝わり、「ひきにくい」体質づくりに役立っているようだ。

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