2010年6月21日月曜日

ポリオワクチン

厚生労働省は、ポリオ(小児まひ)のワクチン開発を行っている国内4社に対し、生きたウイルスを使っておらず、予防接種による感染の恐れがない「不活化ワクチン」の開発を急ぐよう依頼する文書を出した。国内では現在、毒性は弱いが生きたウイルスを使った「生ワクチン」による予防接種を実施。生ワクチンでは数十万~数百万人に1人の割合でまひなどの症状が出ることがあるため、先進国の多くで使われている不活化ワクチンへの切り替えを求める声が患者団体などから上がっている。厚労省によると、国内4社はジフテリア、百日ぜき、破傷風に不活化ポリオを加えた4種混合ワクチンを開発中で、来年にも薬事承認が申請される見通しという。

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