2010年10月13日水曜日

体重増は乳がん高リスク

20歳の時より体重が増えた女性ほど、閉経後に乳がんを発症するリスクが高いとの研究結果を、東北大の研究グループが、約2万人の女性を追跡調査しまとめた。
閉経後に、肥満が乳がん発症リスクを高めることは分かっていたが、体重増加も関係すると判明。乳がん予防には、急激な体重増加を避けて、適正な体重を保つことが非常に大事なようだ。
研究グループは1990年、宮城県内に住む40~64歳の女性2万1183人を対象に健康状態や生活習慣を調査。その後、2003年までの約13年間にわたって追跡したところ、期間中に256人が乳がんを発症した。
体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割った体格指数(BMI)を調査時点と20歳の時について計算。その間の体重の変化と乳がんとの関係についても調べた。
調査時のBMIが高いほど閉経後の乳がん発症リスクが高く、20歳の時のBMIが高いほどリスクは低かった。20歳の時から調査時点までに体重の増加量が多いほど、閉経後に乳がんを発症するリスクが高かった。

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