2010年10月7日木曜日

緑色葉菜

過去の研究を分析した結果、緑色葉菜の摂取が有意に2型糖尿病発症リスクを低下させることがわかった。世界人口の6.4%が2型糖尿病と推定され、米国でも国民の過体重が増えるにつれ2型糖尿病率が上昇している。研究者らは疾患発症に果たす食生活の役割を理解しようと努めている。
今回、英レスター大学の研究グループは、食生活と2型糖尿病罹患率についての6件の研究を検討した。その結果、緑色葉菜の摂取量が最も少なかった人(1日0.2サービング)に比べ、最も多かった人(1日1.35サービング)では、2型糖尿病発症リスクが14%低かった。毎日の緑色葉菜摂取の増加は2型糖尿病リスクを有意に低下させるようだ。
この結果は、食生活の因子が2型糖尿病リスクの減少にどれだけ大切かということを単に再認識させるもので、この点については、いかなる薬物療法よりもはるかに多くのエビデンス(科学的証拠)があるようだ。
緑色葉菜は、糖尿病だけでなくすべて慢性疾患のリスクを軽減する食生活成分の1つである可能性をもつが、緑色葉菜だけに依存するようにという教訓ではないということを忘れてはいけない。

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