2011年5月11日水曜日

コーヒーの効能

コーヒーの摂取により脳卒中のリスクが低下する可能性があることが、スウェーデンのグループの研究でわかった。
これまでの研究では,コーヒーの摂取と脳卒中発症との関係は一貫していない。同グループは,スウェーデンの心血管疾患やがんの既往のない女性3万4,670例を前向きに追跡し,コーヒー摂取と脳卒中発症との関係を検討した。
平均10.4年の追跡で1,680例に脳卒中の発症が確認された(脳梗塞1,310例,脳出血154例,くも膜下出血79例,不明137例)。他の危険因子を調整した結果,コーヒーの摂取は脳卒中全体,脳梗塞およびくも膜下出血の有意なリスク低下と関係していた。脳出血については有意なリスク低下は見られなかった。
1日のコーヒー摂取1杯未満を参照(1.00)とした脳卒中全体の相対リスクは1〜2杯が0.78,3〜4杯が0.75,5杯以上が0.77だった。コーヒー摂取と脳梗塞の関係は喫煙,BMI,糖尿病または高血圧歴,アルコール摂取によって変わることはなかった。

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