2011年6月7日火曜日

子どもの車内事故

子ども連れでドライブに出かける機会が多い夏は、車内での事故に気をつけたい。春から初夏にかけての季節でも、車内は高温になることがあり、熱中症の危険がある。子どもだけにしないなどの注意が必要だ。
日本自動車連盟(JAF)は、「子どもの車内事故」について、インターネットで調査した。アンケートは昨年12月から今年1月にかけて行い、全国の車の利用者7048人が回答した。
「12歳未満の子どもだけを残して車を離れたことがある」と答えた人は28・2%いた。
理由は、「子どもが寝ていて、数分で終わる用事だった」「子どもが嫌がって降りようとしなかった」「わざわざ降ろすとまたチャイルドシートをするのが面倒」などが挙がった。
外が涼しく感じる季節でも、熱中症に気をつけねばならない。
JAFは2007年4月末、早朝からの車内の温度変化を調べた。最高気温は23℃だったが、昼前には運転席の温度は40℃に達した。午後2時過ぎには48・7℃になった。
短時間で戻るから、子どもが眠っているからといって、置き去りにするのは危険。
長時間屋外に駐車した後は、チャイルドシートの金具部分が熱くなっていることがある。やけどしないよう、まず大人が触ってみてから子どもを座らせるようにする。
また、アンケートでは、「子どもが車内でけがをしたり危険な目にあったりした経験がある」と答えた人が28・3%いた。
「少しの距離だからと子どもを助手席に立たせたままにしていたら、ダッシュボードに体をぶつけた」「車から降りるとき、子どもが追いかけてきたのに気づかずドアを閉めてしまい、指を挟み骨折した」「停車中に子どもが自分でサンルーフの開閉スイッチを押してしまい指を挟んだ」といった例があった。ドアやパワーウインドーに挟まれる事故が目立つ。
車内では、子どもに声を掛けたり、バックミラーで見たりして、こまめに様子を確認しよう。

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