2010年9月16日木曜日

食事による白内障予防

ウィスコンシン大学は、女性1,808例について調査を行い、ビタミン、ミネラル類を多く含む食物を摂る女性では、白内障発症リスクが低いということがわかった。
加齢とともに罹患率が上昇する白内障は、世界的にも最大の失明の原因となっている。白内障は眼病による視力障害としては、米国で最も一般的な原因である。
今回の研究では被験者の日常の食事と栄養摂取量が検討された。
対象者では核性白内障が多く、454例(29%)が少なくとも片方の眼に水晶体混濁があり、282例(16%)がいずれかの眼の水晶体を摘出したと回答した。全体では736例(41%)が水晶体撮影により核性白内障が明らかになった、あるいは水晶体を摘出したと答えている。
今回の結果から、食事指針に従い健康的な食事をしていた女性では、核性白内障の発病率が低いことがわかり、その関連は本件で調査の対象となった他の危険因子や予防要因よりも強力であることが示唆された。
健康的な食生活、禁煙、肥満の回避といったライフスタイルの改善が、米国人高齢女性における白内障手術を減らし、経済的負担を低減させるかもしれない。

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