2010年9月17日金曜日

睡眠時無呼吸

中高年男性の閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は心不全発症の予測因子であると、米ボストン大学などのグループが発表した。
同グループは、一般的な地域住民のサンプルとして40歳以上の男性1,927例と女性2,495例を登録。8.7年間追跡し、OSAと心不全および冠動脈性心疾患(CHD)との関係を検討した。
その結果、OSAは男性における有意な心不全の予測因子で、1時間当たりの無呼吸・低呼吸の回数を示す指数(AHI)が30以上の男性はAHI 5未満の男性と比べ、心不全の発症率が約1.6倍高かった。女性では、OSAは心不全の予測因子ではなかった。また、CHDに関してはOSAは70歳以下の男性においてのみ有意な予測因子で、それより高齢の男性および女性では年齢に関係なく、OSAはCHDの予測因子ではなかった。

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