2010年7月18日日曜日

インフルエンザワクチン

国内でインフルエンザワクチンを製造販売するメーカー4社は、現行の子どもへの接種用量を増量して世界保健機関(WHO)が推奨する用量に変更するため薬事法に基づく申請を国に提出した。審査が順調に進めば今冬の流行シーズンの前までに用量が変更される可能性がある。申請したのはデンカ生研、北里研究所、阪大微生物病研究会、化学及血清療法研究所の4社。現在承認されている用量は、1回の接種につき1歳未満は0・1ミリリットル、1~6歳未満は0・2ミリリットル、6~13歳未満は0・3ミリリットルをそれぞれ2回接種するが、効果が低いとの指摘が出ていた。WHOが推奨する用量は、3歳未満に0・25ミリリットル、3~13歳未満に0・5ミリリットルをそれぞれ2回接種する。独立行政法人国立病院機構がこの用量による臨床試験を全国の8医療機関で実施し、効果が確認されている。近年、10~11月、インフルエンザワクチン接種希望者が殺到する。年齢で細かく接種量を分けているインフルエンザワクチンは、間違いが生じないように気を配るのに一苦労だ。

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