2010年7月27日火曜日

アレルギー抑制分子

筑波大免疫学教室は、花粉症やぜんそく、アトピー性皮膚炎などのアレルギーの発症を抑える分子を突き止めた。この分子の活動を強める薬を開発すれば、アレルギーを抑える根本的な治療につながるかもしれない。花粉やダニなどのアレルギーの原因となる抗原が体内に侵入し、「IgE」という抗体と結び付き、肥満細胞と結合すると、肥満細胞から炎症を引き起こすヒスタミンなどの化学物質が放出されてアレルギー症状が出る。研究では、この肥満細胞の活性化を抑える分子を発見した。この分子に刺激を加えると活性化し、肥満細胞から放出される化学物質は約半分に抑えられた。今回の研究では、この分子を「アラジン1」と名付けたようだ。

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