2010年7月19日月曜日

ヘモグロビンA1c(HbA1c)

日本糖尿病学会は、総会で糖尿病の新診断基準を決めた。従来の血糖値による診断に加え、過去1-2カ月の平均的な血糖状態を示すヘモグロビンA1c(HbA1c)を取り入れる。早期発見しやすくなり、糖尿病や合併症の減少が期待できるという。7月1日から適用している。学会によると、診断基準の改訂は99年以来11年ぶり。糖尿病患者は07年の調査で国内に約890万人いるとされ、早期の診断や治療を目指して診断基準を見直した。新基準では、慢性的な血糖状態を反映するHbA1cを補助的役割から格上げした。血糖値の基準値は変わらないがHbA1cの基準値は厳しくなった。検査は併用し、いずれも基準値を超えた場合に糖尿病と診断される。また、HbA1cの数値を国際基準に合わせる方針も確認された。7月1日から国際学会の発表などで新しい基準を使用している。ちなみに、特定検診におけるHbA1c測定は今年から必須となった。

0 件のコメント:

コメントを投稿